出会えない「出会い系」摘発!“さくら”女性で利用客だます(スポーツ報知)

 警視庁と宮城県警の合同捜査本部は15日、交際相手を装った「サクラ」の女性を使い、出会い系サイトの客から利用料をだまし取った詐欺の疑いで、サイト運営会社役員の星憲之容疑者(33)ら男10人と女1人を逮捕した。「サクラ」を使った出会い系サイトの摘発は全国で初。2008年春までの3年で約20億円を売り上げたという。

 「サクラ」を使って男心のスキをつく出会い系サイト運営業者が全国で初めて逮捕された。

 逮捕容疑は、08年12月頃から09年1月までの間、都内の男性会社員(20)ら3人から、利用者同士が交流できない虚偽の出会い系サイトに登録させ、利用料金として計約56万円をだまし取った疑い。サイト運営会社役員の星容疑者ら6人は容疑を否認している。

 警視庁によると、星容疑者らは、05年頃から出会い系サイト「ラポルテ」「チャベリ」「コミュコミュ」の3つを運営。会員になりすました従業員が「早苗(さなえ)」「良々歌(ららか)」などの偽名を使い、男性利用者に交際をちらつかせたりするメールを送信した。多いときで数十人の「サクラ」を使っており、3年間で約20億円を売り上げた。

 同社が利用者に出したとみられるメールは「もう出会いの季節→夏も終わってしまったんですけど…ってとっくに秋ですもんね。。。?でも何か物足りないっていうか…。…直アドも教えちゃいますので。気軽にメールください♪待ってます☆彡」と若い女性を演出。最初は無料でメールの送受信ができたようだが、突然、利用料金が発生するシステムだったようだ。

 星容疑者らは、料金を支払わない利用者に対し「ご清算いただけない場合、信用機関による個人情報照会、債権回収のための告訴、法的手段等しかるべき処置をとります」などとメールで通告。銀行口座に料金5000円を振り込むよう要求した。ネット上では、同様の手口で被害を訴える利用者が相次いでいた。

 また、“宣伝活動”にも力を入れていたようで、会員制サイト「mixi(ミクシィ)」などに他人のIDやパスワードを使って無断で入場。男性会員にメールを出し、出会い系サイトに登録させていたとみられ、警視庁では、不正アクセス禁止法違反容疑でも調べを進めている。


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