<大学生>生活費10年前の3割減 食費、部屋代切り詰め(毎日新聞)

 大学生の学費は過去最高の一方で、生活費はピークに比べて3割近く減っていることが独立行政法人日本学生支援機構の08年度学生生活調査で分かった。かさむ学費の影で、生活費を切り詰める大学生事情がうかがえ、中でも食費と住居・光熱費は00年度比3割の大幅減だった。

 調査は1968年度から2年に1回実施。今回は全国の国公私立大と大学院、短大に通う計8万958人を対象に回収率は50.9%。07年12月〜08年11月の年間収支などを聞いた。

 調査結果によると、大学生が飲食や住居・光熱費、娯楽などに使った年間生活費は平均67万6300円で、ピークだった00年度に比べ27.8%減。生活費の内訳をみると、下落率が大きい食費の場合、91〜00年度はほぼ24万円前後だったが、02年度に00年度比12.5%減と落ち込んだ。その後も前年比でマイナスが続き、08年度は17万6600円。住居・光熱費も00年度の29万2500円に対し08年度は20万7900円まで減った。

 一方、授業料や通学費などの学費は右肩上がりを続け08年度は過去最高の118万3000円で、00年度比5.5%増。アルバイトをしている学生の割合は06年度比1.2ポイント増の77.6%。このうち、家庭からの給付だけでの修学は困難と答えたのが2.2ポイント増の37.6%。奨学金を受給している人の割合も06年度より2.4ポイント増え、過去最高の43.3%となった。

 同機構は「学生はかなり支出を抑え節約しているのではないか。物価の下落もあるかもしれないが、学生の収入に占める奨学金、バイト代の比率が高まっており、奨学金需要は増していると考える。奨学金の貸与人員の増加などに取り組みたい」と話している。【本橋和夫】

【関連ニュース】
雑記帳:大分大5年生 人気のタマ
東京大学:合格発表…前期日程入試、平均倍率3.19倍
九州大学:合格発表 2189人に春
五輪フィギュア:浅田と安藤に大声援 中京大
数学分野:研究費の格差広がる 中規模大学で大幅減

北教組事件で2人起訴=民主・小林氏陣営に選挙資金−規正法違反・札幌地検(時事通信)
<谷垣総裁>議員懇開催へ 執行部交代要求は拒否(毎日新聞)
屋根修理の男性、転落し骨折…強風で17人負傷(読売新聞)
村田良平氏死去 元駐米大使、日米の核密約について証言(産経新聞)
千葉県警元警部補 覚醒剤使用「間違いありません」 地裁初公判(産経新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。